ディーラー下取り
多くの人に経験が多く、一般的なのがディーラーでの下取りです。
新車で車の購入をする時に今まで乗っていた車を買取してもらい、新車を買う値段から引いてくれるので非常に便利で手間もかかりません。
なので昔から多くの人がこの方法で車の売却を行っています。
ディーラー下取りでのメリット
・面倒な手続きが省略でき新車の購入と売却が同時にできる。
・ディーラーなので信頼性が高い。
・全国にあるので足が運びやすい。
などのメリットがあります。
これだけ聞くとディーラーの下取りって便利でいいと思うかもしれませんが、いいことばかりではありません。
注意点
ディーラーの営業マンは自動車販売のプロです。
それゆえ車の知識がないと巧みな話術でいかにもお得と錯覚させるようなテクニックを持っています。
どういうことか説明する為に例え話をします。
自分は現在、5年落ちのワゴンRに乗っていて新車のプリウスをディーラーで検討しているとします。
新車のプリウスは総額300万円、ワゴンRの下取りが25万円の査定となった場合で仮定します。
交渉により、営業マンはプリウスを20万円の値引きをしてくれて下取り車の25万円と合わせて45万引いた255万円にしてくれました。
これだけでも少し得したように見えますよね??
しかしもうちょっと価格の交渉をすると営業マンはこのように言います。
「では下取り価格を10万円アップの35万円で買取ります。」
そうなると結果的に300万円ー値引き20万ー下取り35万=245万円でプリウスが買えます。
自分はその値段に満足して成約をします。
ディーラーはこのように車の販売を行っています。
何も知識が無い方はとてもお得な買い物をしたと満足するのですが、
実はこの時期のプリウスの値引き相場は30万円で、しかもこのワゴンRの売却相場が50万円。
つまり25万円も損をしていることになります。
下取りと値引きの交渉をすると得したように錯覚しやすいので営業マンはわざと下取り価格を低めに言うケースが非常に多いです。
特に車の相場や知識があまり分からなそうな人はとてもいいカモで、お客さんも得したと錯覚するのでたちが悪いですよね(笑)
ディーラーで車の購入をする時は欲しい車の値引き相場や下取りする車の本来の査定額をしっかり把握する必要があります。
そのような知識があれば値引き交渉でも優位にすすめることができるので損をすることは少なくなります。